言霊の幸わう国

「モダンタイムス」と出会う

 電車に乗る前、数秒迷った挙句(挙句でもないか)伊坂幸太郎の最新刊「モダンタイムス」を買った。
 発売から数日で増刷となった、という新聞広告の謳い文句に心動かされて、平積みの1冊を手にした。

 が、しかし。
 なんじゃこりゃ、という厚さ。
 中を見ると字がでかい。
 ところどころにイラストが描かれている。
 よく見ると帯に、「『モーニング』発の初小説!」と書かれ、その端に「挿絵完全収録特別版」と記されていた。
 そして裏を返して値段を確認すると、「定価:本体2700円(税別)」。

 えーっと心の中でぼやきながらも、手はそのまま足はレジへ。
 あとは待ちきれず、ホームでページを捲った。

 シートに腰を下ろしても、もちろんそのまま読み進めた。
 やっぱり字はでかいし、装丁はイマイチだし、イラストはいらないと再び思いながらも、あとで飲もうと思っていたジュースのこともすっかり忘れて文字を追っていた。
 
 読み終わるまで、この線路を何往復してもいいとさえ思った。


 追伸 : わたしが買ったのは「モダンタイムス」の特別版だった模様。
       これしか本屋にはなかったから、間違えたわー。もー。
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by fastfoward.koga | 2008-10-28 21:50 | 一日一言