言霊の幸わう国

冬空ため息

 ここのところ、ため息が出ることが多い。
 どちからというと自分のことよりも、他人のことにおいて。
 厄介だ。
 嫌は嫌だけれど、自分に降りかかることならなんとかしよう、やるしかないと思えるのだけれど、他人が関わることだとこれがまた難しい。

 あれもこれもと夜道を考えながら帰ってくると、自分の中に燻り点在している問題に重いため息が出た。
 バスを降りてうちまで歩く道すがら、その重さに飽き飽きして空を見上げた。
 探すまでもなくそこにあったのはオリオン座で、その姿にあぁ空はすっかり冬なのだなと思った。

 小学生の理科の授業で初めて教えてもらった星座が、オリオン座だった。
 それからずっと冬は、カシオペアとそれだけは見つけると形を視線でなぞった。
 星は、ただの点。
 でも、今は見つけた一瞬だけでもきもちがひゅんと小学生のときと同じになる。

 道の真ん中で止まり、今わたしが頭を思い悩ませていることもみんな点のように思っているけれど実は線で結べて、解決への糸口はそれぞれではなくひとつなのかもと考えたりした。
 そう問うてみても、空が星が答えるわけではない。
 でも見上げたままで吐く息は、さっきほど重くはない。
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by fastfoward.koga | 2008-11-22 23:06 | 一日一言 | Comments(2)
Commented by hanautaco at 2008-11-24 01:36
夜分にこんばんは。
斉藤和義の「空に星が綺麗」はご存知かしら?
今、この曲が頭の中に流れています。

空や星は答えてくれないけれど、いつでも大きく受け止めてくれますねぇ。
ワタシもちょくちょくお世話になるのです。
Commented by fastfoward.koga at 2008-11-24 22:24
ハナウタコさん、こんばんは。
「空に星が綺麗」、知らなかったのでYou Tubeで検索して今聴きました。
ふむふむ。きもちにしっくりくる曲でした。

空に答えなどなくても、そこに空があればいいのだ。
と、思う今日この頃です。