言霊の幸わう国

11月の巻

1   白岩玄    野ブタをプロデュース 
2   伊坂幸太郎 モダンタイムス     
3   堀江敏幸   熊の敷石
4   村上春樹   風の歌を聴け ※
5   宮部みゆき  人質カノン ※
6   長嶋有     タンノイのエンジバラ ※
7   川上弘美   溺レる ※
8   東野東吾   流星の絆
9   芥川龍之介  蜘蛛の糸・杜子春 
10  野中柊     占い師の娘 ※ 
11  谷崎潤一郎  春琴抄 ※


 金欠で先月も新しい本に手を出せず、本棚を漁って漁って読みました(※印が読み返した本です)。
 なぜかこの2年ほどで読んだ本はつい数ヶ月前に読んだ感覚があり、最近では900冊近くあるはずの本棚を前にして途方に暮れています。
 まるで季節の移り変わりに着てゆく洋服がないと、クローゼットの前で悩んでいるのと同じです。

 その中でも新しく読んだ芥川龍之介の「蜘蛛の糸・杜子春」は、新鮮でした。
 本屋でも新刊ばかりに目を奪われることなく選んでみようと、棚を視線でなぞりました。
 お値段300円也。
 巨匠の本がなんとお安いことか、とレジでお得感を感じました。

 やっぱり押さえるべきところは押さえておかなくては。
 と、本棚の奥にしまいこんでいた「春琴抄」を思い出しました。
 初めて読んだのは、大学生のころでした。
 ちょうど祖母のうちに行くときに読んでいて、そのことを話すと祖母は「そんなん読むんか」とうれしそうに言ってくれたことが記憶に残っています。

 そんなふうに、1冊1冊の本に自分のなにかをタイムカプセルのように埋め込んでいけたら、おもしろいですね。
 これこそ読書の、醍醐味です。


追伸 : 11月購入した本を、図書室にアップしました。
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by fastfoward.koga | 2008-12-05 22:29 | 本の虫