言霊の幸わう国

落ちた昨日今日寸止め

 昨日、ちょっと時間があるからと立ち寄った本屋。
 探していた本がないかと思っていただけなのに、まったく別の目に付いた本が気になって買ってしまった。
 それまで何度も本屋で見ていた本だけれど、出会いというのはこういうものなのだ。
 人と同じ。
 タイミング次第で、同じ本(人)も同じ本(人)には見えない感じないことがあるのだ。

 読み始めから、まずいなという予感があった。
 数ページ読んだところで立ち止まり、先に読みかけの本を終えてからにしようと仕切りなおした。
 お風呂に入る前に少し読み、湯船に浸かりながらどうしたものかと思案していた。
 また本を開いたら最後までか、と結局は決めきれず流れに任せてまた読み出した。

 明日も早い。
 時間は間違いなく気になっていた。
 でも途中でやめるときもち悪くなりそうで、たぶんこの本は一気に読んだほうが良さが際立って、というか今の自分のこのはまり具合はもう2度とこないだろうと思ったら、やめられなかった。
 
 読み進め、落ちかけている自分を感じ、読み終わり、ずとんと落ちたと感じた。
 書かれていた世界にどっぷりはまりすぎて眠気も感じず、寝られないかと心配しながらも目を閉じたら、落ちた落ちたとあっさり眠りにも落ちた。
 でも、朝目が覚めても昨日の余韻が自分を取りまいていた。
 会社帰りの時間になってもまだかすかに漂うその余韻に引っ張られ、本屋に立ち寄った。
 いくつも並ぶ背の高い本棚をぬって歩きながら、すきな作家の本をチェックしていたら、途中からどうにかなりそうになった。
 片っ端から本を取り出して、持てないくらい買い込んで・・・とその重さを想像したところで(決して金額で、ではない)。理性が妄想から引き戻した。

 本屋で、今日恐怖を感じた。
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by fastfoward.koga | 2009-01-08 21:37 | 一日一言 | Comments(0)