言霊の幸わう国

もったいなくない

 休みの日は寝ているか本を読むか、どちらかであっという間に1日が終わる。
 昨日もそれは同じで、こまごましたことを休みの日にやろうやろうと常々思っているわりにはいざ休みになるとひとつもやりもせず終えてしまうというのはいったいどうゆうことなのか、と己に詰問した。
 寝支度をしてふとんに入って、本を開いたときに爪に艶がないと気づいたときのことだ。

 寝ても寝ても眠いという明確な欲望というよりは、裏で誰かに糸を引かれているかのようにすいすいと眠ってしまう。
 そういうときのわたしは言い訳などせず、流れるままに寝てしまえとこてんと眠りにつく。
 昨日も昼間3時間ほど眠って、夜眠れるかとちょっと心配したものの、いつものように本を広げて少し長めに文章を追いかけていたら、睡魔の扉がちゃっかり開いた。
 人生におけるチャンスをいくつも逃してきたような気がしてならないくせに、不思議とそういうチャンスは逃さない。なにかが違っている。

 そうして目覚めた朝、思うのだ。
 どうして時間のたっぷりある昨日のうちにあれもこれもやっておかないのだ、と。

 秋口にあるところへお金をかけたことがあり、倹約生活が続いている。
 そのせいであまり外に出かけず休みにうちにこもってしまうことが多いのだけれど、洋服や靴やカバンなど、シーズンごとにうずうずしたり、そろそろ新調したいなと思いながらも、そのつど自問自答をくり返している。
 ほんとうにそれは今必要なのか。
 いや、そもそもほんとうに必要なのか。
 と、半分は自分を宥めすかすためにやっていることだけれど、ほんとうのところ我慢できちゃうよなーと思うものは多い。

 刀を振りかざすようにして、捨てたものがある。
 それがきっかけだったのか、考えていたからそうしたのか、どっちでも構わないのだけれど、そこからなにかを自分のものにすることと手離すことについて長い間考えている。

 何度も言うが、いらなくなったからといって捨てるのは簡単だ。
 自分が腹をくくって決断さえすれば、たいていのものは捨てられる。
 でもそうした思い切りは、せいせいしたと思うものばかりではない。
 今までだって、そうせざるを得ないことに思いを残したものだってある。
 だから今、欲しいと思うことに慎重だ。
 手にしたものたちが最後まで自分にとって必要で、大切にできるのか、その見極めをいい加減にしたくない。

 限りあるものの中で、もったいないと思うことがもったいない。
 時間もお金もものも、人のきもちも、もったいないと思ってしまうことに、そしてそう思った自分にがっかりする。
 どんなものに対しても全うするきもちで、お別れのときにはありがとうと言えたら、いい。
[PR]
by fastfoward.koga | 2009-01-12 20:20 | 一日一言 | Comments(2)
Commented by cool-october2007 at 2009-01-13 05:31
そかそか~。
もったいないって躊躇していたら、たしかにもったいないかも。
あれこれ悩んだり、躊躇したりするよりシンプルに生きろってことなんでしょうか??
Commented by fastfoward.koga at 2009-01-14 17:53
coolさん、こんばんは。
読み返したらなんだか意味不明な文章のつなぎだったなと自分で思ったのですが、読み取っていただけたようでありがたいです(笑)。
欲を出すところと切り捨てるところと、これもやっぱりバランスなのかも。
自分の言葉に耳を傾けるという意味では、シンプルが1番だと思います。ハイ。