言霊の幸わう国

約束の墓場

 わたしはいろんなところで出る話題に、のっからないことが多い。
 新しいお店やおいしいお店、甲子園での阪神戦や映画、演劇鑑賞。
 まわりの人はたくさんの話題や情報をもっている。

 でもわたしはそういうことが話題にのぼっても、自分の中でスイッチが入らないと完全に聞き役に回る。
 へーとか、すごいねーとかそれで? とか。
 言っても、いいなあ、くらい。
 行きたいなとか、行ってみたいななんて口にしない。
 それを言うのは、ほんとうに行くつもりになったときだけ。
 
 そんな受け答えをすることに、まわりが素っ気なさを感じているのは知っている。
 大人なのだからもっとうまくお愛想を振りまけばいいのかもしれない、と時に思うことはある。
 けれど、さほど興味もないのにそんな素振りは見せられない。
 わたしは、できない約束はしたくないのだ。

 今まで願っても願っても叶えられなかった、実現しなかった約束がいくつもある。
 しかも、願って願って願った思いが強かったときほどそうだった。
 だから、軽々しく約束などできない。
 と、常々思っている。
[PR]
by fastfoward.koga | 2009-04-09 22:38 | 一日一言