言霊の幸わう国

かわいい人

 笑った顔がかわいかった。三十過ぎた男の人に失礼かもしれないけれど、背中に向かってもう1度かわいい! と大声で心の中で叫んだ。
 それは同じフロアにいる男の子。普段は笑っていないと仏頂面に見えるけれど、ちょっとしたところに垣間見られる礼儀正しさが密かに気に入っていた。
 1回目はわたしが入口のセキュリティを解除したところに彼がやって来て、扉を開けて待っていた。2回目は彼が先で、扉を支えて待ってくれていた。実は炊事場で後ろを通り過ぎたのが彼だとわかったのでタイミングを外そうかと躊躇したのだけれど、いやいやそれはかえってわざとらしいと追いかけていったのだ。
 恐らくわたしの慌てぶりと、さっきとは逆のシチュエーションだと思ったことからきた笑顔なのだろう。理由はなんでもいい。笑ってくれると、わたしの顔も自然とほころぶ。


※ しばらく、課題のために400字でブログを書くことにします。
  気が向いたら、やめると思いますが(笑)。
 
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by fastfoward.koga | 2009-04-20 22:30 | 四〇〇字・課題 | Comments(4)
Commented by tabikiti at 2009-04-21 09:41
男は愛嬌
女は度胸

どーんといってみようー
ふるぅ
Commented by hanautaco at 2009-04-21 10:34
原稿用紙1枚ぶんで、ワタシは胸キュン。
彼もコガさんも、かわいー。と、こちらも笑顔になりました。
うふ。
Commented by fastfoward.koga at 2009-04-21 21:38
太美吉さん、こんばんは。
あー、愛嬌も度胸もほしいところです。
どーんとはいきませんよ。よよよ。
Commented by fastfoward.koga at 2009-04-21 21:50
ハナウタコさん、こんばんは。
まー、胸キュンしていただけましたか。

実は、今朝もわたしがドアを開けて入ると向こうから彼が歩いてきまして。またドアを支えて待っていると、笑いながら昨日から続きますねーって。
が、しかーし!
昼から上司に向かって吠えるわちゃぶ台ひっくり返すわで、すっかり朝のいい気分が消えてしまいました。
乙女のきもちは変わりやすいのです。ハイ。