言霊の幸わう国

四国春旅 ~徳島線から土讃線

 ※ 前回は・・・

 徳島発9時48分発、阿波池田11時36分着。
 電車に乗りたいという衝動で出た旅。スタートは徳島線から。

 徳島駅から離れるにつれ民家がまばらになり、のどかな風景を見つつも本を読み続ける。
 乗り降りする人も少なく、穏やかに列車は進んでいった。
 途中、あとに備えておにぎりをひとつ口にした。
 お腹はすいていないけれど、なんとなく食べておいたほうがいいような気がした。

 阿波池田駅では乗り換え時間10分。
 列車を降りるとすぐ目の前のホームに次の列車が待っていた。
 さっきまでは2列シートだったのが、今度の列車は向かい合わせのロングシートだった。
 中を見るとトイレが付いていない。
 そんな列車もあるのだなと、高知駅の到着時間を確認した。
 高知着14時10分。
 道のりは長い。でも楽しみにしていた土讃線なので、のんびりシートに腰を下ろした。

 土讃線は有名な大歩危小歩危を通過する。
 ともだちと行ってみたいと話していたところなので駅の向こうが気になるものの、今回は通過するだけで我慢。
 ここを通り過ぎるとあとはほっとして、眠気に誘われてうつらうつらとした。
 大歩危小歩危あたりから空模様があやしくなっていたのが、目が覚めると雨になっていた。
 旅の用意をしていたときには雨マークなんて予報に出ていなかったので、前日ホテルで天気予報を見たときはビックリした。
 内心、予報は雨でも小雨ならなんとかならないかと期待を抱いていたものの、こりゃあダメだなと雨具を一切持ってこなかった己の能天気さを若干恨んだ。

 土讃線も人の乗り降りは少なく、高知駅に近づくまでは車内のメンバーは入れ替わらなかった。
 列車の揺れる音で斜め向かいにいる女の子たちの話し声は聞こえず、ただ笑い声とふたりともが手にしているDSから流れる音が逆に不快だった。
 ちょっとでも離れていたいとシートをスライドし、角の席に陣取ってから思い出したようにもうひとつのおにぎりを食べた。
 空腹を感じてから食べたせいか、さっきよりおいしく感じた。

 外は相変わらず雨。
 高知に着いたらやまないかなんて淡い期待は途中で捨て、ただ列車特有の空気に身を任せていた。
 特別なものはなんにもないのだけれど、あの空気がわたしはやっぱりすきなのだ。
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by fastfoward.koga | 2009-05-17 22:06 | 旅行けば | Comments(2)
Commented by hanautaco at 2009-05-18 02:09
電車に乗りたい旅。と言い切るのがヨイですねー。
そんななか、↓のネームカードは、もしやコガさん?
と思ったら、関口さんでした。一瞬、ビビりましたー。
Commented by fastfoward.koga at 2009-05-18 09:36
ハナウタコさん、おはようございます。
電車乗るのすきなんですよー。
リラックスできて、かつ集中できる場所ですね。

関口さまは、鉄子の憧れですから(笑)。
これ、四国を旅行しているときに見つけたポスターなんですけど、関西圏では見かけないもので。
ハイテンションで撮りました!