言霊の幸わう国

失わないように

 どうしようか迷いつつガラスのケースを覗き込んだ。

 覗き込んだら、迷っているのは振りだと気づいた。
 立ち止まったときにはきもちは決まっていたのだ。

 えいやーっと買ったのはピンキーリング。
 わたしの肌色に似合うピンクゴールドに小さな小さな小さなダイヤ(!)。
 むくむことを考慮して、少し緩めのサイズを買った。
 次の日は指でくるくる回ったけれど、今日は着けていることも忘れるほどだった。

 去年の夏、指輪を失くしてから次に嵌める指輪のことを考えていた。
 自分では買いたくないなと思いつつ、自分だから似合うものが買えるかなと。
 込めた思いはひと一倍。

 お店の人から、ピンキーリングはお守り代わりですからねと言われた。
 そうプレッシャーをかけられるとこれまた失くさないかどうか、どきどきしている。

 飲みに行くときは、やっぱり嵌めないほうがいいだろうか。
 
[PR]
by fastfoward.koga | 2009-07-23 22:54 | 一日一言