言霊の幸わう国

揺るぎない灯り

 どうも歯車がうまく噛み合わない。
 四角張ったものが転がるほどにどんどん四角くなっている。
 で、どこに不具合がでるかというと、こまごましたことが山積みになってゆく。

 例えば銀行や郵便局に行くとか。
 課題のために絵の具を買うとか。
 アイロンをかけるとか。
 読みかけのテキストも、もちろん気になる。
 たいしたことないようで、積み重なるとたいしたことになる数々。

 いったいいつになったら、小さな石に蹴躓いてペースを崩さなくてもよくなるのだろう。
 いい加減、躓き慣れてもいいのになあ。

 と、久しぶりに会社帰り、座った窓際のシートでちょっと拗ねたきもちを撫でていた。
 東の空は19時過ぎだというのに、まだほの明るい。
 後ろへと流れる前の景色の中に、マンションの灯りを見つけた。
 ん? と思い見つめると、部屋の灯りじゃなく廊下側の灯りだった。

 その規則正しさが、心地よかった。
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by fastfoward.koga | 2009-07-29 21:44 | 一日一言 | Comments(0)