言霊の幸わう国

整列!

 昨日書いたケアルックの『オン・ザ・ロード』は、長い間福田稔訳の『路上』として長年知られていた作品だ。
 わたしが読んだのは半世紀ぶりに登場した新訳で、これは池澤夏樹氏の個人編集である河出書房新社から出版された「世界文学全集」の第1冊目である。

 この全集は次々と刊行されているのだが、これまた装丁がポップで本屋に並んだその背表紙を見ただけで、胸に湧き上がるものを感じた(ぜひその姿をこちらで→)。
 全24巻。その1冊1冊がぶ厚い。
 今のところどうにかしてスペースを作らないとすべて並べられないけれど、時間がかかってもすべてそろえようと意気込み、これが自分の本棚に並んだら! と思ってひとり興奮している。

 もちろんこの興奮のもとが本である、ということがポイントなのは間違いない。
 本屋の特に文庫本の棚の背表紙がきれいに揃えられているのはいつ見てもうっとりするけれど、元々わたしはきれいに並んでいるものがすきなのだ。

 例えば、色えんぴつ。
 両端に白と黒を配置し、グラデーションがつくように並んでいるのは見ていてきもちがいい。
 こどものころ、適当にケースに入れている子がいたけれど、それをこっそり覗いては並べ替えたいなと思っていた。
 あまりにこだわりが強く出てしまうときは、色鉛筆に刻まれたメーカー名をくるくる回し、すべて同じ方向に向けてからそっと蓋をしめたこともある。

 そんな思い入れの強さから一時期、フェリシモで発売していた200色とか500色にピクリと食指が動いた。
 が、絵も書かないわたしがそんなものを持っていてどうする。
 って、使ったら見た目のバランスが崩れるやーん。
 と、眺めるためにほしい! と切望した思いが薄れるまでしばらくの時間を要した。 

 あとは、文具で向きや大きさが揃っていないのも気になる。
 仕事場で共有スペースになっているところではこだわりを強く出しすぎないようにしているが、ファイルの背表紙のタイトルが始まる位置とか文字の大きさとか、そういうのが揃っていないと内心きもち悪いなあと思っている。
 だから自分の抽斗にしまっているファイルは、完璧。
 仕事の分類ごとによる色分けと、背表紙のテプラ貼りはみな同じ顔をして並んでいる。
 ときどき抽斗を開けたときに誰かが通りかかると、その徹底ぶりに驚かれることもしばし。

 そう、声を大にして言おう。
 わたしはきれいに揃っているもの、並んでいるものを見るのが大すきなのだー! 
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by fastfoward.koga | 2009-10-02 23:16 | 一日一言 | Comments(2)
Commented by 市丸 at 2009-10-05 17:20 x
わかるわー!! あ、お久しぶりです。
使い勝手がいいとかいう理由ではなく、これはもうサガ。
きちーんとそろっていないと、キモチワルイのですよね。
というより、そろっているものにうっとりです。
ちょっと外れるかもですが、マスゲームなどもぞくぞくします。
Commented by fastfoward.koga at 2009-10-05 20:25
市丸さん、こんばんは。
お久しぶりでーす。

お仲間がいて、うれしいです!
そうそう、揃ってないのはきもち悪いんですよね。
許されるなら、整頓させて! と思うことは日々多々あります。

マスゲームのぞくぞくもよくわかります!
揃ってるって素敵ですよねー(笑)。