言霊の幸わう国

狂ったカレンダー

 2ヶ月先取りで仕事をしているせいで、明日で10月が終わるというのが不思議な感じがする。
 わたしの頭の中ではすでに11月は終わっており、12月のことと年末年始で頭がいっぱいになっているのだ。
 仕事がひと息ついた夕方に、会社のテレビで、あれ? もうコートを着る季節だっけ? と、ぼんやり天気予報を見ていた。

 予想していたような、そうでないような、若干不服な残業のせいで、1日がF1並みのスピードで過ぎ去ってゆく。
 あと数ページで終わるはずの本も、遅々として進んでいない。
 今晩は、睡魔に負けずとにかく読みきろうと心に誓う。

 それにしても、どうしてこうも本を読めないのか。
 あのいつものほあんとした陽だまりの中にいるような、うっとりする本の世界になかなか入っていけない。
 目の前で閉じられた扉は固い。
 なにもかも開放されて本が読みたいと、うじうじしたきもちが湧いてくる。

 話は変わるが、11月途中から人生初の月金での勤務になる。
 就業時間も9時から17時半で、ずっと仕事を始めてからシフトでしか働いていないわたしには、それは未知の世界だ。
 昨年の今頃、ひと月半だけそれと同じ勤務を頼まれしていたが、辛くて仕方なかった。
 朝早くて睡眠不足が続き、土日しか休みがないジレンマ。
 人混みがとにかく嫌いなので、苦痛でしかない。
 年末年始もゴールデンウィークもカレンダーどおりの休みになる。
 そんな休みなど欲しくもないのに、と今から憂鬱。

 でもレポートのために必要な文庫を探しに馴染みの本屋に寄った帰り、ふと思ったことが。
 年末年始はとにかく本を読もう! そう思ったのだ。
 うちに閉じこもっていれば、人混みなど関係ない。
 あー、なんていいアイディアなのだと自画自賛したところでまた気づく。 

 それはまだ2ヶ月先の話。
 まだ11月も終わってないのだ。
 
 なあんだ、がっかり。
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by fastfoward.koga | 2009-10-30 22:06 | 一日一言