言霊の幸わう国

週末学生生活

 3連休はスクーリング。

 1日目は6時20分起床。
 夜中、漂う寒さを感じて少しうとうとした記憶あり。
 案の定、ふとんから出るのが若干つらい。
 夜の飲み会のことを考えながらバスに乗るためにうちを出るが、肝心のバスが来ず。
 土曜の朝7時台のバスが10分以上遅れるのは尋常ではない。
 仕方なく猛ダッシュでうちに戻り、ベスパで駅へ急ぐ。
 バイク置き場から駅までも長距離ランナーになったきもちで自分を励まし、なんとか急行に滑り込み。
 セーフ。

 学校へ着くと、すでに学友Tさん、Iさんの顔が見えた。
 仲よく3人前後左右にと着席し、残る学友Aさんがいないのは残念と口々に言い合う。
 そしてチャイムが鳴ると、「現代小説論」の授業開始。
 今回は『少年カフカ』出版後の村上春樹のロングインタビューを元に、小説についての講義。
 ほとんどの作品を読んでいる村上春樹が題材なので、9時から16時半までの授業を目を大きく見開き、耳をダンボにして聴く。
 授業が楽しくて仕方ない。
 
 授業終了後はTさん、Iさんを人でごった返す四条河原町へご案内。
 今回はお互い提出した作品やレポートを持参して、プチ合評会を開催しようと事前に話をしていたので、みなそれぞれ原稿を持ってきていた。
 それをコンビニでコピーしたり、金券ショップへ寄ったり、銀行ATMを求めて走り回ったりする。
 そのうちビールのおいしい時間になり、行き当たりばったりで見つけたお店に3人でどっしり腰を据えた。
 受けたばかりの授業の話に始まり、卒論、今読んでいる本、仕事や家族の話などをするが、話題は尽きない。
 でも今晩はそれぞれ交換した原稿を読むため、20時すぎにはお店を出てそれぞれ帰路についた。


 2日目も6時20分起床。
 前夜は、うちに帰ってからみなさんの原稿をシャーペン片手にくり返し読み、夢の中でもその続きを読んでいたような気がした。
 前日同様の寒さのため、ウールのコートをやめてダウンを着る。
 大学は山に近いせいで、想像以上の寒さ。
 風邪などひいていられないので、やせ我慢はしないことにする。

 授業中は罫線の引かれていないルーズリーフに、フリーハンドでノートをとる。
 ペンシルケースにには、シャーペン、3色ボールペン、ピンクと水色のマーカー、定規、消しゴムなどが入っているが、すべてを駆使。
 TさんとIさんは1冊のノートにすべて書き込んでいるので、それもいいなと横目で見ていた。

 休憩時間にトイレから帰ると、後ろの席のIさんが昨日わたしが渡した原稿を読んでいる。
 なにも本人の目の前で、と言っても、前夜駅からホテルまで迷ってしまい時間がなかったからとニコリと返された。
 前を向いても背中がこそばい感じがした。

 授業が終わると、そそくさと3人で三条河原町へ。
 プチ合評会ができるほどよいざわめきがあり、かつビールが飲めるお店を探すが、あてにしていたお店は満席でアウト。
 でもその前にあったお店は大丈夫かもと、ノーチャージの入口に近い席に陣取り、ちびりちびりと飲みながらお互いの作品についての意見を言い合う。
 初めは欠席裁判だとAさん、次にわたし、Iさん、Tさんの順で読む。
 わたしの番が終わりかけたころに、合評会が終わってから本格的に飲むという約束を反故にしようと奥の席へ移動した。
 近しい人が書いたものを読んで質問したり答えてもらったりすることや、自分が書いたものについての意見を直接もらえるのは、通知表をもらうこどもさながらに緊張するが、ありがたいとひとつひとつが胸に沁みる。

 ここでも話は尽きなかったが、周囲のお客さんの入れ替わりにふと時計を見ると22時。
 みなであわてて帰り支度をした。


 3日目は6時30分起床。
 今日はベスパで行こうと決めていたので、2日目以上に防寒対策を万全にしてうちを出る。
 昨日一昨日に比べれば暖かいと感じたが、50分ほど風に当たり続けてバイクを走らせればいやでも体は冷える。
 途中指がかじかみギアがうまく入らなかったり、信号待ちでよろけたりした。
 JRの線路下をくぐり、鴨川が見えたあたりでぐんと気温が下がったのを肌で感じた。
 1月のスクーリングには、ベスパの出動は見合すことに決定。

 ベスパを最寄り駅の駐輪場に止め、そこから大学まで歩いた。
 コンビニにより温かいお茶を買い、着くまでずっと握りしめていた。
 時折頬や鼻の頭に当てたりするが、顔の冷たさはとれずじまい。
 教室に入って、やっとほんのりとした暖かさにひと息つく。

 3日目はお昼休み後の3講時目が、昨日の睡眠不足がたたり若干眠気がくる。
 それでも3日間通しての授業の内容は濃く、小説を書くことについて考えた。

 授業が終了すると、お別れの時間。
 3日間共に楽しい時間を過ごしたTさんとIさんと手を振って別れ、ひとりベスパに跨る。
 3連休最後の京都市内の道はどこも厭きれるほどの混雑で、一気にびゅんとうちまで帰る想像が妄想となってしまった。
 西へ東へそして南へとベスパを走らせ、うちに着いたのは19時前。
 夕飯を食べ部屋に戻ると、どっと疲れを感じた。
 だましだまし重い体を動かし、細々したものを片付けたあと早めにお風呂に入る。
 雑誌を持ち込み、いつもより長めに湯に浸かると汗が出始めた。
 明日からの仕事に疲れも眠気も一切持ち込まないようにと、22時半就寝。

 ちょっと前の自分ならこんなスケジュールで仕事をするのはしんどいと言っていただろうが、今はそんなことを思う余地なし。
 やればできるものだ。
 さあ、前進前進。
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by fastfoward.koga | 2009-11-24 22:34 | 一日一言