言霊の幸わう国

3月の巻

1  市川拓司   恋愛寫眞
2  長嶋有    猛スピードで母は
3  田口ランディ ミッドナイト・コール ※ 
4  桐野夏生   ローズガーデン
5  乃南アサ   結婚詐欺師(上)
6  乃南アサ   結婚詐欺師(下)
7  酒井順子   負け犬の遠吠え ※
8  角田光代   幸福な遊戯
9  E.L.カニグズバーグ 
            クローディアの秘密
10 マイク・ゲイル
            サーティーブルー ※


 ブログを書くようになってから、読む本を選ぶのもちょっと意識するようになりました。
 と言っても、読みたいものを読むという基本は変わらないんですけど。

 今月は始めて読む作家の本が3冊。
 市川拓司と長嶋有。
 市川拓司は「いま、会いにゆきます」を書いた人で、映画のイメージではこちらはあまり読もうと思わないけれど、「恋愛寫眞」は映画がすきだったので手にとってみました。
 内容は、ふ~んという感じでした。悪くはないけど、ちょっと甘すぎるかな。わたしはどっちかというと、小説には毒があるものの方がすきなので、気分が合えばはまるお話かなという気がしました。

 一方の長嶋有は、毒があってよかったです。淡々さ加減がいいな、と思います。
 こちらはこの作品で第126回芥川賞を受賞しています。
 お話は、少々ゴーイングマイウエイな母とふたり暮しの小学校6年生の男の子が登場し、この男の子が少しずつ親離れをしていく過程が描かれています。
 あとがきを読んで知りましたが、作家が男性でビックリしました。
 名前から女性だと思い込んでいて、そう思って読んでいても違和感がなかったくらい併録されている作品も女性の描き方が素晴らしいです。

 マイク・ゲイルの「サーティーブルー」のこともお話したいのですが、これはまた別の機会にご紹介したいと思います。
 では、今日はこれにて失礼。
[PR]
by fastfoward.koga | 2005-04-01 23:38 | 本の虫 | Comments(0)