言霊の幸わう国

圧巻

c0047602_2154239.jpg

 昨日、大阪・天保山のサントリーミュージアムで開催中の『井上雄彦 最後のマンガ展 重版(大阪版)』を見に行ってきた。
 入場制限あり、しかも入場するまでに30分以上の行列。
 井上雄彦じゃなかったら我慢できないなと、思った。

 相変わらず『スラムダンク』も『バガボンド』もまともに読んだことがないくせに、昨年末地下鉄で『最後のマンガ展』のポスターを見つけたとき、一緒にいたK嬢とすぐに行こう行こう! と盛り上がった。
 昨日も地下鉄の駅を降りたところから、「よしっ」と意気込む心の声を思わず口にしたK嬢とともに、本人がいるわけでもないのに、妙にそわそわ。
 サントリーミュージアムに近づくにつれて、テンションが高くなっていった。

 夜待ち合わせがあったので、行列に並んでいる間は何度も時計を見ていた。
 でもやっと中に入ってストーリーを追い始めたら、時間のことなどどうでもよくなっていた。

 初めは描かれたそのひと筆ひと筆に目を奪われた。
 これが人の描いたものなのかと思っても、わたしの想像などはるかに超えていて、今自分がなにを見ているのかよくわからなくなった。
 あぁこれはそんなことを深く追究してはいけないなと頭が自然にストップをかけ、途中からするするとマンガを読むことに集中していった。

 ここで描かれているのは、武蔵の最後。死について。
 
 白い壁、真っ黒真っ暗にされた部屋、淡い光。
 壁から顔を覗かせた途端、迫力に慄いた絵もあれば、誰もがほおっとするような大きくて優しい絵が並んでいる場所もあった。
 ただの原画展ではなく、マンガ展と名をうつだけあってちゃんと読ませる工夫がされていた。

 間のとり方はバツグンだった。
 最後のほうになにも描かれていない1枚があったけれど、それは余韻を感じるために必要な1枚だということがよおくわかった。

 鳥肌がたったり、こみ上げてくるものがあったり。
 絵の中から風を感じたり。
 
 見終わったあとには公式図録を買う! と宣言していたけれど、結局製作過程を記録したDVDを買って帰ってきた。
 図録を買ってしまうと、きっともう見に来ないと思ったのだ。
 今日はとりあえずストーリーを追う。
 次は絵を味わう。
 1度で見切れるものではない。
 今DVDの本編を見終わったけれど、今見たらきっとまた違うものが必ず見えると確信した。

 会期は3月14日まで。
 あと何度見られるか。

 みなさまも、ぜひ。ほんまに、ぜひ。
[PR]
by fastfoward.koga | 2010-01-24 15:24 | 一日一言 | Comments(4)
Commented by hanautaco at 2010-01-25 02:14
せっかく去年、お隣の熊本で開催していたとゆうのに
どうしてなんだか観に行かず、ずーっと後悔し続けています。
あーもー、バカだわー、ワタシ。
コガさんは、どうぞ何度でも足を運んでくださいまし。
Commented by fastfoward.koga at 2010-01-25 23:12
ウタコさーん、こんばんは。
そうです! お隣の熊本まで来ていたのに、なーぜー。
あなたは行かなかったのですかー。
・・・笑。

今のところ、2月に1回、3月に1回行く予定でおります。
次までに『バガボンド』を大人買いして読んで、公式図録を買うのだ(笑)!
DVD見ます? 製作過程だけでも泣きそうですよ。
Commented by hanautaco at 2010-01-28 16:19
う゛ー・・・ぶーたれています。
いつかぜったいどこかで見てやるーっ!
ひとりごとですから気にしないでください。がるるー。
Commented by fastfoward.koga at 2010-01-28 22:30
ウタコさん、こんばんは。
ちなみに大阪の次は仙台らしいですよ。
おっほっほっほ~。