言霊の幸わう国

大人買い

 本屋のカウンターに32冊もレジに差し出したのは、初めてだ。

 一気に持って帰れるか、とりあえず本棚から32巻抜き出してみて、これなら大丈夫だと判断した上での行動。
 お会計はさすがに時間がかかり、後ろで待っている人に申し訳ないきもちと、ちょっと恥ずかしいきもち、でもやっと読める! というきもちを入り混じらせながら、じいっと店員さんの手元を見ていた。
 これだけの量を一体なにに入れてくれるのかと思っていたら、お店のロゴが入ったいつもの袋ではなく、素っ気ない真っ白のレジ袋ふたつに入れてくれた。
 わたしはそれを両手に提げ、生活用品を大量買いした人のような顔をして、少し離れたところに停めていたベスパまで歩いた。

 それがおとといのこと。
 2日連続で、夜は部屋に籠もって、andymoriの『ファンファーレと熱狂』をエンドレスでかけながら、『バガボンド』をひたすら読んだ。
 明日が早いからやめよう、もうこの1冊でやめよう、と思いながらも伸ばす手を引っ込められず、昨日も今日も寝不足だ。

 さすがに今日は早く寝る。
 1回じゃ読みきれないことも多いし、気になるところがたくさんあるから読み返したいけど、寝る。
 もうまぶたが、閉店のお店のシャッターのように下りてしまう。

 そうそう、気になると言えば、今はオブジェのように堆く積まれたこの32冊+αのこのマンガたちは、いったいどこへしまえばよいのだろう???
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by fastfoward.koga | 2010-02-18 20:14 | 一日一言