言霊の幸わう国

内戦

 先日、「待ち人」が運んできた郵便物に結婚相談所のダイレクトメールがあった。
 確か27、8くらいのときによく電話がかかってきたり、同じような案内がきたことがあったが、30過ぎてもくるとは思っていなかった。
 ご心配ありがとう、といった感じだ。

 ふ~んと中身をななめ読みしてダイニングテーブルに置くと、ポストからそれを持ってきて手渡してくれたハハは「ナニナニ?」と覗き込んだ。そしてわずかに目をキランと輝かせ、案内文を読み上げ始めた。

「バレンタインクラブ。男性会員を医師、歯科医師に限定しました。入会資格、心身ともに健全である独身者・・・。」
「入会金は優待入会費用が285,000円・・・。」

 もう少しで「払ってあげようか」と言いそうになるハハをやんわりとさえぎり、「こんなお金(を払うなんて)もったいない」とさらりかわして部屋を出た。

 きっと、2年前ならカチンときただろう。
 わたしの気もしらないで、とひとり部屋で怒りまくったと思う。
 でも、縁は縁だし、あせりもないし、プレッシャーも感じてないし、だいたい医者はコリゴリだし。
 心配されているのは重々わかっているが、ふふふ、まだ波がやってこないのよねとわたしは笑う。
 こうして我が家の内戦は、まだまだ笑顔の下で続くのである。 
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by fastfoward.koga | 2005-04-05 00:05 | 一日一言 | Comments(0)