言霊の幸わう国

鹿児島スリーデイズシックスストーリーズ ―うまいもん三昧

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 鹿児島スリーデイズ中は、ほんとうにたくさんのおいしいものをいただいた。

 まずは1日目のお昼。
 名を、「百年の旅物語 かれい川」というそれは、九州駅弁人気投票2年連続1位という代物もの。
 駅弁だけでなくコンビニのお弁当ですら、冷めてもいいようにと濃いめの味付けがされているがために普段から買うことがないのだけれど、これは違った。
 甘く炊いたしいたけに、たけのこの味がしっかり出ている炊き込みご飯。
 揚げ物も油っこくなく、野菜のどれもが新鮮ないい味がした。
 なかなか口に入らないというプレミアも若干味の格付けにプラスされたのかもしれないけれど、どれもこれも薄味のわたしが目をむく上品な味付けで、人気があるというのは納得できた。
 あんなにおいしい駅弁、お弁当を食べたのは初めてだった。

 続いて、1日目の夜。
 しっぽりと湯豆腐に焼酎。
 京都人に湯豆腐なんて、と案内してくれたハナウタコさんは言いましたが、いやいや。
 京都にはない具たくさんの湯豆腐で、アルコールが入らないくらいお腹いっぱいになった。
 いつもの調子で「とりあえずビール」と注文してしまったけれど、あの焼酎はもう1杯は飲みたかったなあ。
 そこのお店の焼酎は、お湯割りではなくすでに水で割ったものを燗にしているそうで、小さなコップに注がれたそれは、鹿児島に来たんだなあと思わせてくれるひと品だった。

 2日目の朝は、ホテルでバイキング。
 年々少食になっているので、パンや白米などの炭水化物は摂取せずお昼に備えるわたし。
 旅に出たときだけ、大食いになりたいといつも思う。

 お昼は、ラーメンなどと悩んだ挙句とんかつ。
 もちろん、黒豚。
 さーとんかつだ! と勢い勇んだものの、メニューを見たらかつ重が食べたくなってしまった。
 卵がすきなもんで、丼物に弱いのだ。
 豚はとっても柔らかく、おだしも辛くないのでとてもおいしかった。
 ハナウタコさん曰く、こっちは甘い味付けだからということだったけれど、醤油辛いのがどうも苦手なので、わたしには鹿児島の食事は合っているのかもしれない。

 そして鹿児島最後の夜は、しゃぶしゃぶ。
 鍋は黒豚だけでなく鶏しゃぶと半々にできるということで、目を輝かせて両方を頂く。
 鍋もさることながら、そのお店には「豚のたたき」なんていうものがあり、豚はよく火を通しなさいと言われて育ってきたので思わず目をむいた。
 わくわくしながら口に入れると、鶏を食べているような食感。
 臭みなどまったくなく、これが豚? という感じ。
 世の中、まだまだおいしいものがあるんだなあと、噛みしめて食べた。

 3日目の朝は、前夜ホテルに帰ったのが2時前だったので、朝食は食べずに水分補給のみに努めた。
 おみやげを買う間に、通りかかったドトールでアイスロイヤルミルクティを1杯。

 そして鹿児島最後の食事となる、昼は鶏。
 鹿児島市内にもお店があるというのに、ハナウタコさんに車を飛ばしてもらい、わざわざ霧島の山の中に向う。
 風情のあるお店で、昼間っから焼肉プレートを前に鶏をじゅうじゅう焼いて、油を飛ばしまくる。
 そして、お目当ての鶏刺し。
 お店のすぐ横でさばかれているのであろうその鶏はもちろん新鮮で、生なら大丈夫~、と食べたハツーがつるんつるんしておいしいことおいしいこと。
 後ろの席のおじさんたちがとりめしを食べているのをちら見しながら、ごはんはもう入らないねえとそこは潔くあきらめた。
 どうしてこんなに少食になってしまったんだろうと、軽く自分に失望。
 でも外に出て、お店のご主人から「おいしかったですか?」と聞かれ、顔を晴れやかにいして「はい」と答えた自分に満足することにする。

 こうしてハナウタコさんに案内してもらったお店のどこでも、時間をかけて食事を味わった(ハナウタコさん、ありがとー)。
 それはもう、後からきたお客さんたちにどんどんぬかされて笑ってしまうほど、ゆっくり頂いた。
 おかげで800グラムのお肉を見に纏い帰宅。
 まだ600グラムくらいとは仲よくしている、今日この頃。
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by fastfoward.koga | 2010-05-03 21:05 | 旅行けば