言霊の幸わう国

鹿児島スリーデイズシックスストーリーズ ―グリーングリン

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 旅先で、いろんなものを目にする。
 目にして抱く感情は、様々。
 驚愕、歓喜、落胆、寂寥、思慕。

 そんな中で感情は湧かず、空っぽの体で背筋の伸びる場所というところがある。
 霧島神宮は、そういう場所だ。

 お天気は下り坂で、1日目、2日目と違い空は青々としていなかったけれど、ここの緑は活き活きとしていた。
 特に、苔。
 ハナウタコさんと共に、苔を触り、そして撮りまくる。
 端から見たらおかしなふたり。
 
 お参りをして、まよけのお守りを買い、おみくじをひく。
 最近は手を合わせても、願いごとは出てこない。
 近況報告をするだけだ。
 おみくじは、直接自分の手で引くようになっていた。
 かき回したりせず、右手人差し指に最初に触れたものをそのまま摘み上げる。

 開いてみると、「小吉」の文字。
 なんとなく予感めいていたので、妙に納得して読む。
 すると、書いてあることは悪くない。

「はなされし かごの 小鳥の とりどりに たのしみ おおき 春の のべかな」
 (籠の中にいた小鳥が放されて自由にとび歩く様に苦しみを逃れて楽しみの多い身となる運です
  世の為人の為に尽くしなさい
  幸福まして名も上がります)

 ほおっと思い、続いて「恋愛」のところを見てガクリ。
 ひと言、「深入りするな」。
 ひとりでは持て余し、ハナウタコさんに見せて笑った。

 まよけが効いてくれるといい。

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by fastfoward.koga | 2010-05-03 22:23 | 旅行けば