言霊の幸わう国

復活の瞬間

 昨夏、歩き回って磨り減っていたサンダルの踵を直してもらったあとの一歩。
 買ったばかりのパンツのホックがすでにゆるゆるだったので、新たに付け直したその姿。
 折り目正しく1度でくるくる巻けた、手の中の日傘。

 そんなささいなことが、きもちを清いものにしてくれる。
 体の中を縦に風が通り抜け、胸のあたりがすーすーしたなと思ったら、視線がすっと持ち上がる。
 そこで音も色もない世界から復活したような、そんな気になるのが毎回不思議。
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by fastfoward.koga | 2010-06-04 20:13 | 一日一言