言霊の幸わう国

5月の巻

1  フランツ・カフカ
            カフカ・セレクションⅢ 異形/寓意
2  向田和子   向田邦子の恋文 ※
3  絲山秋子   エスケイプ/アブセント 
4  井上ひさし  國語元年  
5  堀江敏幸   一階でも二階でもない夜 回送電車Ⅱ ※


(テキスト)
・R・マリー・シェーファー
          サウンド・エデュケーション 
・宮部みゆき  ぼんくら(上) ※ 
・宮部みゆき  ぼんくら(下) ※ 

 ※印は、読み返した本です。


 久しぶりにカフカを読みました。
 以前手にしたのは、新潮社文庫の『変身』。
 今回はちくま文庫から出ている「カフカ・セレクション」の中の「異形・寓意」という動物にまつわる作品ばかりを集めたものを選んびました。
 中には完結していないものもあったり、とらえどころのないものもありましたが、最後に収められていた『変身』は、ひとつの流れとして読んだせいか以前感じなかったおもしろさを発見しました。
 主人公のグレーゴル・ザムザに対して抱いていた同情は、今回逆転し、滑稽にすら思えました。
 作品はそれ自体で完成されたものですが、編集の仕方で違う読み方ができるのだと知りました。
 同じ作品がいろんな出版社から出ている場合、どこを選ぶか。
 これからは吟味して購入せねばなりません。

 ちなみに、この「カフカ・セレクション」は全部で3巻あります。Ⅰが「時空/認知」で、Ⅱが「運動/拘束」。
 時間ができたら、カフカは変な人やわあと残り2冊も読んでみようと思います。 
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by fastfoward.koga | 2010-06-06 19:46 | 本の虫