言霊の幸わう国

渇水

 月曜日だというのに、朝から眠くて眠くて仕方がなかった。
 前日は今年最後のスクーリングを受講していたけれどそれも1日だけで、先月に比べればどうってことのないスケジュールのはずだ。
 でも今日は1日、ずっとぼんやり過ごした。

 会社を出たあと、寄り道するためにいつもと違う道を歩いたら、あちこち着飾った街のクリスマスムードに飲み込まれそうだった。
 毎年のことながら、今年は輪をかけてクリスマスの賑やかさに馴染めない。
 ケーキに、チキンに、ワインかシャンパンか。
 イルミネーションに、ポインセチア、プレゼント。
 物足りなさを感じているきもちを充たすものが目に映るものの中にないか、思い浮かぶだけ頭に並べてみたけれど、どれも他人事のように思えた。
 それでも、最寄り駅に着いてから、少し思案して本屋に寄った。
 雑誌を数冊ゆっくり立ち読みして、逆に文芸書のところでは読みかけの本が気になって棚から一定の距離を保ち、結局そのまま店を出た。
 
 上がらない。
 一向にきもちが上がらない。
 きもちを上げるだけのエネルギーも、今は底をついてしまったようだ。
 ああ、こういう時期だからこそ、自分が自分で痛々しい。
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by fastfoward.koga | 2010-12-20 22:00 | 一日一言