言霊の幸わう国

アンテナ3本

 数日前、映画「シャル・ウィ・ダンス?」のPRのためにリチャード・ギアが来日していた。
 いろんなメディアで彼は取材を受けていたようだが、わたしは朝日新聞のインタビューを読んだ。
 彼が映画の出演を決めたきっかけについて、その記事は次のように書いていた。

「ジョン(主人公:リチャード・ギア)がある日、通勤電車から外を眺めていて、社交ダンス教室の窓辺にたたずむ美女(ジェニファー・ロペス)を見つける。数日後、彼は思い切って途中下車し、ダンス教室に通い始める・・・。
 ギアが出演を決めたのはこの電車のシーンに引かれたからだという。
 『窓の外にあるものにあこがれを持つことから始まる物語というアイディアがすばらしいと思った。人生に疲れている人々に、こういう気持ちを忘れないでほしい、と訴えたかったんだ』」

 通勤電車では、わたしはたいてい本を読むか、寝てしまうのが常なので、映画のように外の景色に目をやることもない。
 でもたまに外にふと目を向けたときに新しいお店や建物ができていたりすると、おっ! と思うことがある。
 なかなか途中下車するまではいかないけれど、変化に気づけるのは少しきもちが弾む。

 通勤電車でなくても、毎日毎日、同じことのくり返しだと思えばなんでも同じ。
 ぼーっとしていると、日々何の発見もないまま過ぎてしまう。
 アンテナをびんびんに張り巡らせてこそ、ささいなことにも気づけるのだ。
 待っているだけでは、手にしたいなにかはやってこない。

 新しい毎日を手に入れるために、明日もアンテナ3本でまいりましょう!
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by fastfoward.koga | 2005-04-23 23:16 | 一日一言