言霊の幸わう国

加速度をつけて

 今年度の大学の日程が、ほぼ終了した。
 あとはまだ評価の出ていない科目があるものの、土曜日にエッセイの試験をひとつとスクーリングの事後課題を提出したので、10月ごろから背負い続けた荷物はひとまず下ろすことができた。

 4月以降どうにもエンジンがかからず当初の計画から大きく出遅れてしまい、結局は取り戻せないまま1年を終えるのだが、単位が足りないわけではない。それに、覚悟を決めて挑んだ11月以降の怒涛のスケジュールもなんとか乗り切ったのだ。終わりよければすべてよし。
 ということにしよう。

 思えば、11月の怒涛のスクーリング。
 あれはほんとうにきつかった。
 自分で申し込んだとは言え、あれほどまでにというのが、今の正直な感想だ。

 第1週と第3週が金・土・日の3日間、第4週は土日の2日間でスクーリング。
 第1週は事後課題があり、期限は3週間。
 ちょうど第4週のスクーリング後が、締め切りだった。
 ひとつだけぽっかり空いた第2週はカレンダーだけ眺めているとゆっくり休めそうな気がしていたが、卒業制作の事前課題の提出が数日後にあり、駆け込みで仕上げた。
 そしてそういうときに限って忙しくなるのが、仕事。
 誰か絶対見てる! と、見えぬ誰かに闘士をむき出しにし、息つく暇もないくらいに1ヶ月が過ぎた。

 そして12月は、1週目の日曜日が試験。
 まともに勉強できたのは前日の土曜日くらいで、結果は納得の点数。
 完全に計画ミスだった。
 第3週目の日曜日は、卒業制作に向けての合評会。
 小説を書くことは入学したときから決めていたものの、内容や文章など先生たちからどんなコメントを直接返されるのかにおののき、当日は生きた心地がしなかった。
 でもそれも、とりあえずクリア。
 終わってしまえば、捕らわれるように始終考えていた小説の世界から解放され、1月半ばには再提出しなければならない課題のことなど、すっかり忘れてしまっていた。

 年末年始は今年度1番手を焼いたエッセイの第2課題に取りかかろうとしたが、きもちだけが空回りし、結局なんにも書けないまま3連休に。
 ここで提出しないと第1課題が無駄になると、こねくり回して書いた。
 これはいったいどのくらいの出来なのか、自分では客観視できないくらいあわてて郵送したが、今日返ってきた評価はやはり厳しかった。
 悩み続けたテーマと構成に対し、先生からは、さすがお見通し! と言いたくなるような的確なコメントをいただいた。
 第1課題のときはあまりの辛口コメントに容易に読み返すことができなかったが、今は自分の実力がよくわかり、逆に清々しいくらいだ。
 
 第3週の土曜はトーキョーの学舎で、日曜は場所を移し箱根でトラヴェル・ライティングのスクーリング。
 次の水曜日の14時までに途中課題の提出があり、絶対提出ではないものの出さないわけにはいかない雰囲気にあせらされ、東海地方の雪で遅れた新幹線の中で小さなメモに下書きをしていた。
 翌週は日曜日のみ再びトーキョーでスクーリングの続きがあったが、卒業制作の事後課題の提出を2日後に控え、土曜日は19時ごろまで大学の図書館にいた。
 前週は往復新幹線を使ったが、その日は23時に京都駅を出発する夜行バスに乗る予定で、ここでも最後はえいやー! という声がレポートの中から聞こえてきそうなくらいの勢いで仕上げた。
 何度かひやりとしながら予定どおり夜行バスに乗ることができ、翌日6時前に新宿駅に着いた。
 乾燥注意報が連日発令されていたトーキョーの早朝の空気は、眠気も吹き飛ばすほど冷たかった。

 そうして迎えた2月。
 少しだけ、ひと息つこう。
 溜めすぎるとうまく力を出せないから、次、きもちよくジャンプできるように。
 というきもちを忘れないために、ここに記す。
 さあ、来年度は最後の1年だ。
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by fastfoward.koga | 2011-02-07 22:05 | 一日一言 | Comments(2)
Commented by mohariza6 at 2011-02-11 22:27
大学の勉強は、気が締まって、頭には良いと思います。
高校の試験等の嫌な夢は、時たま見ることはありますが、
大学時代のは、嫌な夢は無かったように思います。
もう一度、単位を取れなかった、文化人類学や騒音、人間工学などやりたい、と思うことがあります。
授業料の捻出、時間をどう創るか?が、問題でしょうが・・・。
一流の先生の講義は、人生の為(ため)になると思います。
(比較)言語学、考古学、原始芸術学、プレートテクトニクスの専門も、その道の専門の授業を受けたいとも思っていますが・・・。
Commented by fastfoward.koga at 2011-02-12 21:38
mohariza6さん、こんばんは。
時間と学費の捻出は大問題ですが、言ってしまうとわたしの場合はなんとかなりました。
やってみるもんです、よ。