言霊の幸わう国

耳を傾けて

 おおまかに分類するなら、わたしの仕事は人の話を聴くことだ。
 昨日も、死闘1時間半。
 話が終わったあとに、今まで仕事をしてきた中でこんなお客さまは初めて~!!! と思わず叫んだくらいの「濃さ」だった。
 長期戦ならかかってこい! と勇んだものの、そういう戦闘モードでは話は永遠に終わらない。中にはそんなやり方でうまくいくこともあるが、基本はやっぱり「傾聴」だ。

 最近のわたしは、あまり人の話を聴いていないかもしれない。
 話は耳に入っていてる。けどそれだけ。
 先入観が先に立って、やり込めようとするきもちが強くなっている。
 主に仕事に関してだけれど、普段は・・・、と考えるとないとは言えないかもしれない。

 昔少し通ったカウンセラー講座で、先生は言った。
「人間関係を変えたいと思うなら、相手を変えようとするのではなくまず自分が変わらなければ、なにも前には進まない」と。
 どんな人との関係でも、自分がつらいな苦しいなと思ったとき、わたしはいつもこの言葉を頭に思い浮かべる。そして、どこまでなら譲歩できるかな。どこまでなら許せるかなと考える。

 自分では考えていることが顔に出やすいと思っているので、許せない人をあまり周囲につくらないようにいつも気をつけている。
 すききらいは湧き上がる感情なので止められないけれど、たとえきらいだと思った人でもそれが許せるかどうかがその人に対するわたしの見極めだ。
 ココは許せるけど、アレはダメだと密かにその人を量りにかけて、これくらいならいい人かも!と自分を納得させるのだ。それができる人なら距離を保てば、つきあっていける。

 ジタバタしている自分もすきだ。
 でも、人との関わりに関してはきもちに余裕をもっていたい。

 どんな人が相手でも、その言葉の中になにか教えてもらえることがあるかもしれない。
 それは、T氏がずっと前に教えてくれた「我以外皆我師」の精神だ。
 まずは耳を傾けてみよう。
 それが聴くことなのだ。
 今ここで最近の自分の態度を悔い改め、これからはきもちを真っ白にして人の話を聴くようにしよう。
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by fastfoward.koga | 2005-05-07 15:26 | 一日一言