言霊の幸わう国

寂しさと共に生きる

「日常」を書いてからも、考えてばかりいた。
 仕事のこと、これからのこと、恋愛のこと、人から見られるということ、書くということ。
 でも考えても考えても、どれも答えにはたどり着けず、それどころか自分が考えていることの輪郭すら掴めなかった。
 近寄ってもダメなら離れてみよう。
 少し引いたところから今の自分の状態を眺めみたけれど、自分がどんな場所に立っているのかもイメージできなかった。
 すごいな、こんなこと、そうはないな。
 冷静にそう思った。
 荒野か砂漠か、断崖か。
 どこにいるかわからないと、足は踏み出せないものなのだ。

 そんな状態を引きずったままだったある日、友人からメールが届いた。
 メールには、ほぼ日手帳に載っていたという谷川俊太郎の言葉が書かれていた。
「自分のさみしさにかまけてると、さみしさはなくならないよ。そういう時は他人のために何かをするんだ。ボランティアでもアルバイトでも。そうやって自分と他人をシャッフルして忙しくする。」
 この言葉と彼女の言葉を読んで、あぁそうか、わたしはやっぱり寂しいのだと気づいた。

 自分が今までよりも寂しくなっている自覚はあった。
 けれど、ずっと治らない風邪のようにつきまとっている倦怠感が寂しさだとは思っていなかった。
 初めて感じる寂しさ。
「寂しさ」と簡単に書けてしまうこの感情に、まだ知らぬ領域があったとは。
 会社のデスクで、思わず天井を見上げた。

 明日から、国際研修の名のもとでタイ・バンコクへゆく。
 すったもんだあって行くことになったのでずっと気乗りしなかったけれど、だんだん今が行くタイミングなのだと思えるようになってきた。
 なんと言っても、タイはほほえみの国なのだ。

 けれど、行ってなにかがすぐにどうこうなるとは思っていない。 
 ただ、長らく抱えたままの寂しさは、まぎらわせるのではなく共生してゆけるように、少し場所を変えて考えてみようと思う。
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by fastfoward.koga | 2012-05-12 20:23 | 一日一言 | Comments(2)
Commented by zuk044 at 2012-05-12 21:06
タイ!!!すごくいいよーって話を最近聞いて
ムラムラしてたんすよ。
ごはんおいしいみたいですしねー。
どうかおなかには気を付けて~~~~~~笑
Commented by fastfoward.koga at 2012-05-19 22:50
芳さん、こんばんは~。
あら、タイすごくいいと聞いておられましたか!
ごはん、おいしかったですよ。
でもしばらくトムヤンクはいいかなって感じです(笑)。

あ、お腹は全然問題ありませんでした!