言霊の幸わう国

もっとそばに

 会社を出て空を見上げると、ぐんと陽が傾いているように思えた。
 昼間の暑さにはうんざりしても、日の長さは正直だ。
 狂うことなく日々短くなる昼の時間を感じるわたしの傍らを、風が通り過ぎる。

 今日の夕飯は秋刀魚に大根おろし、松茸のお吸い物に納豆。
 秋の匂いのする食卓に、食べる前に鼻をひとつ鳴らした。

 気配を感じた次の季節。
 終わる季節には、何度経験しても後ろ髪引かれるけれど、酷暑にやられた体には「次」の人に近づいてほしいと願う。
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by fastfoward.koga | 2012-09-04 21:59 | 一日一言 | Comments(0)