言霊の幸わう国

生まれ変わったら

 みなさんが小さいころなりたかったものはなんだろう?
 わたしがなりたかったのはこんな感じ。
 時系列に並べてみると、婦警、スーパーのレジ係、専業主婦、通訳、弁護士、文章を書く人だ。
 そのときそのときにいろんな思いを抱いて憧れた職業だけれど、今振り返ってみるとどれもかすってないなと思う(笑)。
 でも紆余曲折あって、めぐりあった今の仕事。
 やりたいこととできることと、向いていること。どれにもうまくはまるような気がするので、天職としてがんばろうと思っている。

 でも、もし、生まれ変わってなるとしたら、わたしは数学者になりたい。
 白衣を着て、薄暗い大学をスリッパで歩き回り、生活には直接関係のない、なにか難しい方程式を解いたとしても世間が振り向きもしないようなマニアックな研究をする学者。
 中学生のときに、数学のできる人にすごくすごく憧れた。
 どんなに一生懸命勉強しても、数学的センスがない自分という壁にぶつかってしまったわたしは、もともとのものの考え方が違っているのだと、幼いながらに現実を見た。
 きっとそんなコンプレックスが未だに残っているのだろう。
 数学に対する憧れは、今も消えずに残っている。

 昨日の読売新聞の「顔」の欄に、優れた女性科学者に贈られる「猿橋賞」の受賞が決まった数学者の記事が載っていた。
 その人の名は、小谷元子さん。
 中学生のときに数学と一生かかわりたいと思ったのがはじまりで、東大を受けたが受験に失敗。医大に入ったけれど、あきらめきれずに翌年に東大に入りなおしたというすごい人だ。

 そんなエピソードを読むと、がんばり方が半端じゃない。そりゃあ今のわたしにはなれないなと思ってしまった。
 でも、生まれ変わったら、心を入れ替えてがんばる。努力も惜しまない。だから数学者にならせて! と顔も見ぬ人にお願いしてみたりする。

 次に生まれ変わったら、みなさんがなりたいものは?
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by fastfoward.koga | 2005-05-23 23:59 | 往復書簡