言霊の幸わう国

経過

 すきな人のいる毎日は、特にドラマティックではない。

 すきな人がいると告白してから、ただすきな人ができただけだというのに、既婚未婚・パートナーのいるいないに関わらず、「いいなあ」と言われて恥ずかしく照れくさい思いをしたけれど、すきな人ができたという事実以上、語ることのできることはなかった。
 
 会える日と会えない日がある。
 会えても話せないこともあるし、目も合わないこともある。

 すきな人ができても、仕事の悩みは消えもしないし、減りもしないし、感じなくなることもない。
 10数年の経験と向上心で解決するしかない。

 昔は、すきな人ができたら仕事もがんばれたし、なぜか仕事もうまくいった。
 でも今は違う。
 自分の生活の中に根付いたものは根づいたもので、ちゃんとそこに存在する。
 すきな人というベールで隠されてなかったことにはできない。

 でも、話しかけたときに彼の表情が緩むと、そのあと胸に手を当てる。
 そこに生まれたものを守るように。

 恥ずかしさを堪えて言おう。
 それでも、わたしは恋をしているのだ。
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by fastfoward.koga | 2012-12-20 22:59 | 一日一言