言霊の幸わう国

10月の巻

1 堀江敏幸   雪沼とその周辺・新潮文庫 ※
2 松家仁之   火山のふもとで・新潮社    
3 堀江敏幸   いつか王子駅で・新潮文庫 ※
4 安東みきえ  天のシーソー・ポプラ文庫ピュアフル
5 西川美和   きのうの神さま・ポプラ文庫
6 村上春樹   象の消滅・新潮社 ※

※印は、読み返した本です。


 パソコンの買い替えなどをしていたので、ひと月遅れで書いております。

 2か月前の読書記録がなんだかとても遠くに感じますが、リストを並べてみて思ったのは、なかなかいいチョイスだなということ。
 この時期は、別で記事を書いた松家仁之の『火山のふもとで』を皮切りに、質の高い小説が読みたいと思っていた時期でした。

 わたしの中では堀江敏行の文章はテッパンですが、それ以外だと安東みきえの『天のシーソー』は読後じんわりとするものがありました。
 物語は、ミオとヒナコという幼い姉妹ふたりを中心に進みます。
 小学生のころ、中学生のころ、感じたなあという思いが綴られているのですが、特に「毛ガニ」という作品がわたしはすきです。
 読み終わったあと、電車の中でふうっと息を吐きました。
 懐かしい思いが、体の中にある重いものを浄化してくれているような気がしました。 
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by fastfoward.koga | 2012-12-24 18:38 | 本の虫 | Comments(2)
Commented by itr-y at 2012-12-25 18:49
どうもご無沙汰してます(すごく)
堀江敏幸氏の「雪沼とその周辺」は僕もすごく好きです。特に新潮文庫の装丁が好きで、昔新潮社のバイトをやってた時にそれの新刊を昼休みにこっそり読んでいたのを思い出します。
手放せない本のひとつですね。
安東みきえさんは知らない作家さんなので、今度ちょっと読んでみようと思います。
Commented by fastfoward.koga at 2012-12-26 20:58
itr-yさん、こんばんは。
こちらこそ、大変ご無沙汰しております。
お元気でいらっしゃいますか?

『雪沼とその周辺』のitr-yさんの読書体験、むっちゃうらやましいです。
わたしが何度読み返しても、その体験にはかなわない。
新潮社で読んだのかー。ええな、ええなー(笑)。

安東みきえは、代表作に『頭のうちどころが悪かった熊の話』という作品があります。
こちらは絵本感覚で読めますので、よろしければこちらも。