言霊の幸わう国

ラブレター フロム

 旅先から、絵ハガキをよく書いていた時期があった。
 宛先はいつも同じで、忙しくて旅に出られないその人に少しでも旅するきもちを思い出してもらいたくて、せっせと書いていた。

 駅の券売機のすみで、空港のベンチで。
 いつもペンで書いていたので間違えないように、思いがしっかり伝わる文章を推敲しながら。
 静かに、ひとり書いていた。

 今は旅に出ると楽しむきもちが強くて、そんなシンとしたきもちにはなかなかならない。
 手紙を書くときはいつもそうだけれど、ざわざわしているときはペンは進まない。

 でも、書いてみようかな。
 ざわざわしてても、文章がガチャガチャしてても書いてみよう、かな。
 いつかみなさんのもとにおかしな絵ハガキが届いたら、笑って受け取ってくださいまし。
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by fastfoward.koga | 2005-06-03 00:24 | 一日一言