言霊の幸わう国

漕ぐのは誰

 ほんの少し進展。
 すきな人に近づいたと思ったのも束の間、想像していなかったことが。
 単にわたしの想像の域が狭いだけなのか、思考にふける。
 大海原のボートの上でひとり佇むように。

 考え出すとどこまでもひとりっきりの世界になる。
 はっと気づいて、こんなところにまで来てしまったのかと怖くなる。
 なにかと繋がっていないとおかしくなると、ボートの淵を握る。
 でも揺れるボートは心もとなく、体を乗り出して海面に手を浸す。
 そこだって不安定に違いないけれど、それでも大きな水はどこかへ繋がっているのだと思い込ますことはできる。

 ゆらゆらゆらゆら。
 波にさらわれて進むボートが、岸から離れていっているのか、近づいていっているのか、わからない。

 そんな想像の海の中にいたとき、懐かしい人からメールが届いた。
「アカルイミライは待っていてもこないから自分たちで作っていかないと、と最近強く思います。」
 長文メールの最後のその一文に、勇気をもらった。

 恋をすると、ナーバスになる。
 思考のスパイラルは、下降方向。
 でも悲観して自滅するのは嫌だ。

 迷ったら初心に戻ろう。
 今向かえる場所はそこしかない。
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by fastfoward.koga | 2013-05-01 22:25 | 一日一言