言霊の幸わう国

鼻先の感触

 わたしは肌ざわりのいいものがすきだ。
 なめらかに手がすべる、つるんとしたもの。ファーややわらかい素材に、心惹かれる。
 そんなわたしのことをよく知る人が、肌ざわりがいいものを見つけるとわざわざそれを教えてくれたりすることもある。

 一度、函館に出かけたとき、おみやげやさんでみつけた小さなぬいぐるみを衝動買いした。
 なにげなく持ち上げたら、その肌ざわりのよさに離せなくなってしまい買ってしまったのだ。
 一瞬でとりこになってしまったので、我慢できず飛行機の中で取り出してそのやわらかさを楽しんだくらいだ。

 今でも、不安になると、思わず手が伸びる。
 触れると、とっても安心する。
 思わずギューっと握り締めてしまうこともある。

 不思議なことに、わたしは頬よりも鼻先でその感触を楽しむ。
 そのぬいぐるみも、手にすると必ず鼻先にもっていく。
 そうやって、感触と匂いを満喫するのだ。
 それは、人に対しても同じかもしれない。

 人それぞれ、すきなものを感じようとする部分は違っているのかもしれない。
 あなたは、どんなところですきなものを確かめます?
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by fastfoward.koga | 2005-06-11 23:23 | 往復書簡