言霊の幸わう国

裸足の夏

 裸足でペタペタ歩くのが、きもちいい季節になってきた。
 電車に乗っていても、靴を履いているのときにはしないのに、裸足にサンダルだとすわったまま膝を伸ばして爪先を見ることが増える。
 なぜだかわからないけれど、自分の足の指を見るのがすきなのだ。

 わたしが通っていた小学校は、(確か)4月から11月まで校内を裸足で過ごすことが決められていた。
 通学はゴム草履で、学校に着いたら裸足になるのだ。
「三つ子の魂百まで」ではないけれど、そのときに裸足に慣れたせいか、夏に足が締め付けられるのは我慢ができない。 
 暑さに耐えられないのはもちろん、足元が苦しい~とむずむずしてしまうのだ。

 うちの中を裸足で歩いてひんやりしたところを踏むと、ふと小学校の廊下を足の裏から思い出す。
 プールに足だけを浸したときのあのぞわ~っとする感覚もすき。海で波が足元から砂をすくっていくくすぐったさも、そう。
 足先だけで冷たさを感じると、体の中のなにかが足先からほぐれてとけていくような気がするのだ。
 言うなれば、夏特有の開放感。
 わたしは半袖よりもサンダルの方が、ああ夏だなと感じる。

 足の裏で懐かしい記憶を呼び起こして、足先から自分を解放する。
 夏が、やってきたぞ。

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by fastfoward.koga | 2005-06-17 23:59 | 一日一言 | Comments(4)
Commented by papas8559 at 2005-06-18 02:47
わぁ。↓この言葉、私は凄く刺激的でした。
>小学校の廊下を足の裏から思い出す。

でも、そんな感覚なかったよな~と思いながら、
考えると結構、あることに気がつきました。
そう、確かに、足の裏の皮膚感覚ってありますよね・・。

そういう感じ、とってもいいです。
なんか、足の裏を久々に、解放したい気分になりましたよ~。
ほんまです。w
Commented by fastfoward.koga at 2005-06-18 09:13
ほんまですか(笑)、うれしいです!
わたしの通っていた小学校はほんと変わっていて、裸足なので休み時間に青竹踏みを踏まされたり、全校生徒でグランドの小さな石を拾ったりする時間がありました。あと足の裏に墨をつけて、つちふまづがきれいにできているか確認したり。
そんな子供時代を過ごしているせいか、ほんとに足の裏から感じるひやっと感がすきなんです。

リノリウムなのかな、あの独特な質感が、ひんやりしたものを踏むとよみがえってくるんです。わたしは小学校というと、シンとした薄暗い廊下を思い出すんです(よく夢も見ます)。

意識していなかったところを意識するようになると、それがたとえ足の裏だとしてもいろんなことに気づけますよね。
裸足で楽しい夏にしてください~。
Commented by papas8559 at 2005-06-18 19:05
なんか、さっき、足の爪を切ってたときに、思ったんですけど、
女性って、足の指にもペニュキュア(?)塗るじゃないですか。
これって、スゴイことだなぁ、って。
全身に意識が行き渡るというか・・・。
あっ、つまらないこと書いてしまいました。

でも、子どもの頃の体験って、大切なんですね。
裸足の季節まで、もうちょっと足きれいにならんかな・・・笑。
Commented by fastfoward.koga at 2005-06-18 23:51
papasさん、こんばんは。
光野桃のエッセイを以前読んだときに、書いてました。「先っちょをきれいにしましょう」って。
例えば、髪の先、指先、爪先。そういうところにまで手入れが行き届いてこそ、というようなことがそこには書いてありました。
それが頭にあるからか、手も足も、手入れがちゃんとできているときは自分に満足できるわたしがいます~。
夏くらい、足先にも意識を持っててもいいかな、なんて。