言霊の幸わう国

今夜は下書き

 月曜日、ちらりと彼の姿を見た。
 ほんの一瞬で、見失った。

 会いたいという願いを成就させるためには、行動しなくちゃいけない。
 偶然が偶然にやってくるのをいつまでも待ってはいられない。
 待っていたら、化石になる。

 きっかけがほしいと、考えた。
 他の人が理解できないようなものでもいい、きっかけがなにかないかと足元を探った。
 でもあるわけない。
 きっかけなんて、今は言い訳みたいなものだ。
 失敗したときの保険。
 願いは、そんな次元で片付けられない。

 どうする、どうする。
 現れた自問自答ブラザーズのジモンに、一方的に負けてはいられない。
 ジトウはがんばって、開いた新規メールにとりあえず「ゴハン食べに行こう」と入力した。
 書いてみたら、少しほっとした。
 でもそのメールを保存してしばらくすると、忙しいと言われたら、メール自体スルーされたら、彼女ができていたら、と気を許すとどんどん怖いほうへ流れていきそうになった。

 ちょうどそこで、初詣に行った神社の前を通りかかった。
 手を合わせて願った人のことをもう1度、月曜日に一瞬見た姿を改めて頭に思い描いた。

 1度はあきらめようとして、でもあきらめきれなかったのだ。
 やらねば、なにごともならぬ。
 今までもひと筋縄ではいかないことはたくさんあった。
 それと同じ。

 氷点下2度まで冷えるという予報の明日の朝、きもちまで凍えてしまわないように、勇気を出して送信ボタンを押してみよう。 
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by fastfoward.koga | 2014-01-09 22:13 | 一日一言 | Comments(0)