言霊の幸わう国

世界を繋げ

 最近は小説の映像化が多い。
 そういえば、ひと昔、いやふた昔、いやもっと前は漫画の映像化が多いななんて話してたこともあったなあ。

 世間では、本を読まなくなったと言われている。
 でもわたしが乗る通勤電車では、本を開いている人はたくさんいる。
 周りにもあれを読んだ、これを読んだという話はよく耳にする。
 結局のところそれは特定の人間であり、実際のところ活字離れは進んでいるのだろう。

 それにしても、と思う。
 映像化される小説は、どれもこれも口当たりがよい。
 昨年、そういった作品ばかりを自分が無意識に選んで読んでいることに気づいた。
 読みたくて読んだのだから、それはいい。
 でもこれからは、それだけではいけない。
 わたしの目的は読むことだけではないのだ。
 読んで、なにかが残らないようではダメなのだ。
 読んだあとに余韻に浸り、のちの人生ふとした瞬間に思い出せるような、小説と自分の世界に繋がりができなければ、わたしにとって本を手にする意味はない。

 そんなことを考えていたので、今年の読書は量より質。
 人様にはわかりにくくても、自分の中ではこだわりを持って作品を選んでいる。
 ということで、本日2冊の文芸書を購入。
 1冊は、先日友人からその名を聞いていて、映像化されたと先日紹介されていた作品だ。
 たぶん映画を観にいくことはないだろうけれど、機会があれば見るのだろう。
 まずは小説に集中したいと思う。
 このあと、早速読み始めよう。


 最後に、小説の映像化でひとつ。
 西加奈子原作『きいろいゾウ』の映画を見た。
 小説をのめり込むように読んだという期待値を差し引いても、がっかりした。
 ほんまがっかりしたなあ。
[PR]
by fastfoward.koga | 2014-03-22 22:45 | 一日一言