言霊の幸わう国

6月の巻

1 朝井リョウ  もういちど生まれる・幻冬舎文庫
2 林真理子   胡桃の家・新潮文庫 ※
3 朝吹真理子  流跡・新潮社 ※
4 夏目漱石   坊ちゃん・角川文庫 ※
5 村上春樹   女のいない男たち・文芸春秋


 6月に読んでおもしろかったのは、なんといっても夏目漱石の『坊ちゃん』でした。
 前回はあまり面白味を感じず、主人公の坊ちゃんにいらっとした印象だけが残っていたのですが、今回はがらりと変わりました。
 夏目漱石の書く文章の小気味よさがぴたっとはまり、滑るように読みました。

 5月に読んだ『思考のレッスン』で丸谷才一が谷崎潤一郎の文章のうまさを褒める場面がありましたが、今さらながら文豪と呼ばれる人の文章にきちんと触れられた気がしました。
 これが文芸を学んでいるときになぜできなかったのか・・・。後悔と反省でいっぱいですが、学んだからこそ気づけたのだと調子よく考えてみたり。

 この調子で、ご無沙汰している谷崎にも再び手を伸ばしてみようと思います。
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by fastfoward.koga | 2014-07-12 20:18 | 本の虫 | Comments(0)