言霊の幸わう国

7月の巻

1 本谷有希子  自分を好きになる方法・講談社
2 青山七恵   ひとり日和・河出書房出版 ※
3 綿矢りさ   ひらいて・新潮社
4 長嶋有    夕子ちゃんの近道・新潮社 ※
5 ヘッセ・高橋健二訳
         デミアン・新潮文庫 ※


 久しぶりに読み返した長嶋有の『夕子ちゃんの近道』、おもしろかったです。
 登場人物それぞれの持ち味がじわじわっとがこみ上げてきて、寝る前に読みながら、むっちゃおもしろいなあと思っていました。
 今回は瑞枝さんという35歳の女性(作品の中では、四捨五入すると40だと本人は言っている)に肩入れして読んでいましたが、おそらくそれは瑞枝さんよりは年下の主人公を瑞枝さんを通して見守るようなきもちでいたからかもしれません。
 その証拠に、本作の一番最後に収められている書下ろしの一編、すっかり話の筋を忘れていましたが、「パリの全員」でみんなに黙って去っていたはずの主人公がみんなとパリにまで行っていて、ほっとしたのでした。
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by fastfoward.koga | 2014-08-14 19:44 | 本の虫