言霊の幸わう国

想定範囲

 8月31日の夕方はいつも寂しい。
 子どものころの名残で、夏が今日で終わってしまうと胸が疼く。
 今年の夏の心残りは、花火が見られなかったこと。
 ほんとうはそれだけではないけれど、そんなこと毎年のようにあるから、こだわりつづけたりはしない。

 昨日21時ごろに送ったメッセージ。
 じっと待ってはいられず、お風呂に入り、寝支度をし、ベッドの上でスマホをいじり、最後に毎晩の儀式のように本を広げ眠った。
 忠犬のようにおとなしく返信を待っていられなくて、22時半には灯りを消して目も閉じた。
 枕元にはいつもは置かないスマホ。
 返信が来たらわかるだろうと、するんと穴に落ちるように眠りについた。

 今朝になって、23時ごろに返信があったのを確認した。
 着信にはまったく気づかず。
 あと30分、そこまで待てなかった自分。
 朝返信したけれど、それにはリアクションなし。

 またすれ違ったなと思うわたしに、秋の匂いの混じる風が吹く。
 ひんやりしているのは、気のせいか。
 想定内といえば、想定内。
 でも、寂しくないわけはない。

 なにがどこにおさまっているというのか、自分でもわからないや。
 でも、今夜彼がすうすう寝息を立てて眠れるくらい、安らかであればいいなと思う。
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by fastfoward.koga | 2014-09-01 23:29 | 一日一言 | Comments(0)