言霊の幸わう国

1番古い記憶

 今朝の朝日新聞に、子供の乗り物酔い対策の記事が載っていた。
 わたしも小学生のころは、かなり車酔いになかされたので、その解消法について興味深く読んだ。
 が、それはいたってシンプル。
 まず歌やしりとりで、酔うという恐怖心から気を紛らせる。
 そして、普段からでんぐり返しをして酔いに慣れる。
 あとは事前にコース状況を把握し、カーブや起伏が多いところに注意する。
 ・・・だそうだ。

 なあんだ、といった感じ。
 小さいころは車に乗ってる間は、歌はうたいつづけたし、しりとりは家族を巻き込んで目的地までエンドレス。それが無理なら、窓から顔を出して風に当たりつづけた。
 車の中の芳香剤もかなり車酔いには関係していたので、いつもわたしの好みの香りにしてもらていた。
 が、酔うときは酔う。
 今思えば、わたしの車酔いの原因は単なる心理的要素だったのだろう。
 そんな悩まされつづけた車酔いだが、わたしにとっては思い出深いものでもある。

 あとでハハに確認すると、2歳くらいだろうということ。
 わたしは助手席のハハの膝の上にすわっていた。
 目的地に着くまでにわたしは気分が悪くなり、吐いてしまった。
 そのとき着ていたのは胸にハハが刺繍をしてくれた吊りズボン。
 今でもよく覚えているがその吊りズボンは色違いで2枚もっていたので、吐いて汚したあともう1枚に着替えたのだ。

 それがわたしの1番古い記憶。
 何度も何度も思い出していると、自分の目線での記憶ではなく、別のところから見ている記憶に変わってきてしまった。思い出すと、自分の後頭部が出てくるのだ。
 でも、間違いなくその出来事はわたしの脳に残っている記憶。
 なくさないように、こわさないように、しなくては。

 みなさんの1番古い記憶はどんなものでしょう? 
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by fastfoward.koga | 2005-07-19 21:51 | 往復書簡