言霊の幸わう国

最後のお願い

 早朝、印象的な夢を見ていた。
 目が覚めた瞬間、対面していた人が誰の代わりで登場したのかわかった。
 夢なんて、わたしの頭の中で起こったことだ。
 でも、許されたのかな許せたのかなと思えた。
 そのせいか、1日中ふわっとした不思議な空気に包まれていた。

 昼間出かけた先で、神社に立ち寄った。
 素直なきもちで手を合わせ、願いごとを言葉にした。
 卑屈になってその願いごとを願いごとのままにしておけないのは、本意ではない。
 でも、真空保存して墓場まで持っていく気はない。
 合わせた掌が開き、いつか、ふいに風にさらわれて砂のようにさらさらとこぼれ落ちてしまえばいい。
 あとは自分でなんとかするだろう。
 それくらいできる人だと信じている。
 それでも最後に願わずにはいられなかった。
 その根底にあるものは、もう欲ではない。情だろうな。

 不思議な空気に包まれながら、今日はあちこちに散らばっている思い出を集めて歩いたような感覚。
 行った場所は初めての場所なのに、それも不思議な話だ。 
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by fastfoward.koga | 2015-01-16 23:07 | 一日一言 | Comments(0)