言霊の幸わう国

カッコ悪すぎ

 仕事に対する姿勢について、人から言及されることをわたしは好まない。
 なんだかもったいぶった言い方だけれど、そうなのだ。
 誉められることはもちろんいやなことではない。でも、仕事をすることがそれほどのことか、と思ったりするのだ。

 今日は、ある仕事の一件で逃げ腰になった。
 昨日の晩は、正々堂々と逃げるつもりだった。
 それなのに、いざその話題がでたらものすごく卑屈な顔をして「できない」と泣き言をならべてしまった。
 相手をすごく困らせてしまったと思う。
 後で、胸の中にいやあなきもちが広がった。
 結局は、その仕事には手をつけずにすむことが夕方にわかった。
 だから余計に、自分の逃げ腰、泣き言がぶっさいくに思えた。

 そんなふうに今日一日の仕事を終えて帰る途中、携帯が鳴った。
 あまり話す気分でも話したい相手でもなかったけれど、無視するわけにもいかず電話に出た。
 話を長引かせないようにと今から帰るところだと言うと、電話の向こうの人はこう言った。
「そんなに一生懸命、仕事すんなよ」と。

 なんだそれ? と思った。
 バカにすんなと思った。

 毎日の大半を占める、人生の大半を占める仕事を一生懸命やってなにが悪いのか。
 じゃあ仕事を一生懸命やらなければ、なにをやれというのか。
 そう怒りながら、今日一生懸命やらなかった自分をカッコ悪いと思った。

 ほんまに、今日のわたしはカッコ悪すぎ。
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by fastfoward.koga | 2005-07-22 23:57 | 一日一言