言霊の幸わう国

手先の魔法

 久しぶりにネイルサロンへ行ってきた。
 月イチくらいは来てもらった方が爪のためにはいいんです、とずっとお世話になっているネイリストさんに毎回言われるけれど、なかなかそこまでマメには通っていない。
 爪が薄く、二枚爪になりやすいのでちゃんと定期的にお手入れをしてもらった方がいいとはわかっているけれど、ついつい後回しにしてしまうのだ。
 爪にお金をかけるというのは、やっぱりわたしにとって少し贅沢。
 でも、行けば行ったらで、手入れをしてもらうと我ながら見違えるような手になる。

 ずうっと昔、手がきれいだねと誉めてもらったことがある。
 全然関係のない話をしていたのに、急に手を握って言われたのだ。
 わたしはその人のことがすごくすきだったので、口説かれているのかと思ったけれど、そうではなかったらしい。
 今となっては、かなりの笑い話だ。
 でも、そのときの天にも昇る思いと、丸いテーブルに正面ではなく横並びにすわってよかったと思ったことが懐かしく思い出される。

 昨日(正確には今日か)の、洋服を選ぶときの話と同じようなことだけれど、手先が荒れていると自分にかまってやってないなとわたしは思う。
 やっぱり手先(足先も同じ)の手入れも、余裕がないとできないのだ。
 手を誉めてもらったときには、わたしはそのとき1番気に入っていたネイルを塗っていた。
 だから、その人に誉めてもらえるならどんな労力をも惜しまない、くらいのきもちでいた。

 でもやっぱりそこまで気がまわらないこともある。
 あわてて支度をして仕事に出かけて、通勤途中の電車の中で剥がれたネイルを見つけたとき。
 指先がカサカサになっていたり、ささくれができていたとき。
 ああ、いっぱいいっぱな生活だなあと思う。
 手先は自分でも特に目につくところなので、わたしは特に気になる。
 だから、逆に手先がきれいに保てていると、きもちがいいものなのだ。

 やっとこさ出かけてピカピカにしてもらったこの爪とこのきもちが、いつまで続くかはわからないけれど行けるところまで行ってみよう!
 自分が自分に魔法をかけなくちゃ、嵐のような忙しさには勝てそうもないしな~。
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by fastfoward.koga | 2005-07-24 21:05 | 一日一言