言霊の幸わう国

落としたもの なくしたもの

 今日も飲んだ。
 会社の近くで、会社の人たちと飲んでいたのだけれど、そこからだと終電が早いので、大人ぶってほどほどの酒量であまり酔わずに帰った。

 それなのに。最寄駅に着いて改札で定期入れを出そうとすると、定期入れが見つからなかった。
 初めは、やあねえなんてきもちで鞄をごそごそしていたが、なかなか見つからない。
 鞄の中身をひとつひとつ取り出して確認するのは恥ずかしいなと柱に寄って、もう一度探してみた。
 が、やっぱりない。
 おかしいと思いながら、会社の近く駅の改札のことを思い出していた。
 わたし、そんなに酔ってないはず・・・。
 恥ずかしいけれど、駅員さんに定期がないと言わねば、でもその前にもう一度ちゃんと探さねば! と思っていたら、持っていたパソコンのパンフレットの間に挟まっていた。
 ・・・よかった。

 酔ってないわよ、わたし、と誰に言っているのか、心の中で言い訳しながら、前にはよくこんなことがあったなと昔あったことを思い出した。

 5年前、わたしは立てつづけに携帯をなくし、財布を落とし、定期を友人宅に忘れるというおまぬけさんなことをやったことがあるのだ。
 携帯は見つからなかったが、財布はすぐに見つかってなんとか難を逃れた。
 けれど、その話を友人たちにすると、みんな飲んだり遊びに行くと別れ際にはこう言われた。
「携帯は? 財布は? 定期は? ちゃんと持ってる?」と。
 わたしもさすがにプライドがあるので、店を出たり、友人の車から降りたりするときには声に出さず「携帯。財布。定期。携帯。財布。定期」とつぶやいていたから、それからものをなくすことはなかった。

 だから、今日は久々にドキッとした。
 また気を引き締めておかなくてはと思った。

 みなさんは、こんなものを落としてドキッとした、もしくはなくして困ったなんてもの、あります?
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by fastfoward.koga | 2005-08-03 00:14 | 往復書簡