言霊の幸わう国

おやすみからおはよう

 土曜の朝、カーテンの隙間から洩れる光で目が覚めてテレビをつけた。
 なんとなく数日見ていた続きが気になって、チャンネルを替えて『まれ』を見る。
 8時をすでに回っていたので、残りは数分。
 その週にすでに見ていた部分と話がつながらないけれど、そのまま見る。

 場所は、早朝の厨房。
 希(まれ)と大輔のシーン。
 徹夜して、調理台につっぷして寝ていた希が目を覚ます。
 目を開けると、同じ目線の高さで希をじっと見ていたと思われる大輔。
 その大輔が言う。
「おはよう」

 大輔役の柳楽優弥、別に好みでもないのだけれど。
 あの「おはよう」はすごかった。
 なんて破壊力のある「おはよう」なのか。
 どきゅんと射抜かれ、一気に目が覚めた。

 ずっと、恋をしたら相手の「おやすみ」を聞きたくてじたばたしてきたけれど。
 これからは「おはよう」だ。
 次は、すきな人から「おはよう」と言ってもらえる恋をしよう。
 そうだ、そうだ。それがいい。 
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by fastfoward.koga | 2015-06-14 20:48 | 一日一言 | Comments(0)