言霊の幸わう国

背中を押してくれる?

 なにかに、ふと身を委ねたくなることがある。
 それはたとえば占いだったり、日々のささやかな賭けごとだったりする。
 ライフログにもある「The Book of Answers」もしかり。

 先日、悩んでも仕方ない先のことに囚われて、溺れる寸前だったときに「The Book of Answers」を手に取った。

 まずひざの上に本を乗せて。
 迷っていることを質問形にして。
 表紙に手を置いて、少しの間その質問に意識を集中させて。
 質問を心の中でくり返しながら、指でページをなぞって。
 ピンとくるものを感じたページで手を止めて、ページを広げてみると。
 そこに答えがある。

 そうやってめくったページから出てきた言葉は・・・。
  「私が思うに、もっとなにかがある」

 初めは、わたしが今悩んでいること以外に「もっといいものが他にある」という意味なのかと思った。
 でも、その言葉の捉え方にしっくりこなかった。
 そのままじっと考えていると、ふと「わたしが今思っている以上に、そのことにもっとなにかがある、期待が持てる」という意味にとれるなと思い直した。

 言葉なんて、そんなものだ。
 悪く思うとすればどんどん悪く聞こえるし、いいと思うとすればどんどんよくなる。
 結局は、受け手の自分の解釈しだいなのだ。

 以前、カウンセラーの養成講座を受けていたときに先生が言っていた。
「カウンセリングに正解はない。受け取る人がそれだ、と思えばそれが答えだから」と。

 そのとき、わたしが求めていたのはきっとそういうこと。
 ちょっと前に進むきっかけがほしかっただけ。
 見えない未来に不安を抱くなんて、非生産的だからほんとうはいやなのだ。
 でも不意にすっぽりと穴にはまってしまったとき、こんなふうにそっと背中を押してくれるものがまわりにたくさんあればいい。
 すきな人も、ともだちも、家族も、ブログも、本も、自分の過去も、みんな大切なきっかけをくれる。
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by fastfoward.koga | 2005-08-23 21:32 | 一日一言