言霊の幸わう国

 今日は、昼からの出勤だった。
 そういう日は、いつも電車でブログになにを書こうかと考えながら帰ってくる。
 今日も読んでいた本から目を上げて同じように考えていたけれど、キーワードになる言葉はいくつも頭に浮かんだものの、書き出しても形にならないような気がしてしまった。
 うちに帰ってきてパソコンに向かっても、やっぱり言葉はうまく出ず、結局パソコンの電源を落とした。

 なんとなく今日は、ぼーっとしている。
 仕事はちゃんとしたけれど、帰りの電車で早々に電源オフのスイッチが入ってしまったかのようだ。
 パソコンの電源を落としたあともなかなか体が動かず、しばらくベッドの上で天井あたりを見てぼんやりしていた。
 なにを考えるわけでもない。
 ただ一点を見つめて、時間を過ごしただけ。

 顔を洗いながら、さっきと同じようにぼんやり鏡に映る自分の顔を見ていたら、自分はぬけがらみたいだなと思った。
 わたしはこんな顔をしてたんだ~、なんてしょうもないことも思った。
 ただ淡々と顔を洗っていたら、ふと今の自分は無の状態に近いなと気がついた。

 音楽も聴かず、テレビもつけず、パソコンの電源も落として、部屋の中でぼんやりする。
 頭の中にも特に考え事のテーマがあるわけではない。 
 ただ、そこにいるだけ。
 物のような自分。

 それをふと、自分の目線とは違うところから見ているような気になったとき、言葉がすらすら出てきた(ので、書いている)。

 無、になれるということは、いつものリセットボタンを押すのとは少し違うけど、また新しい明日をきもちよく迎えられるような気がする。
 なにかがなくなった分、明日はまたなにか手にすることができるはず。
 さあ、またパソコンの電源をオフにして、無に戻るとするか。
[PR]
by fastfoward.koga | 2005-08-26 00:55 | 一日一言