言霊の幸わう国

逃避行

 昨日は、ちょっとビールを飲んだら涙腺が緩んだ。
 そこから始まり、階段を踏み外した感じ。
 今朝目が覚めても心身ともにだるさがとれず、そのまま仕事に行った。
 もちろん、仕事がうまくまわるはずもなく、カリカリ、イライラしていた。
 途中で、これはもう今日1日おとなしくしていようと決めた。

 やるべき仕事はいくらでもある。
 でも、もうや~めた、と片付けて特急に飛び乗った。
 30分少しの逃避行。

 いつもの景色を、違う角度と違う目の高さでびゅんびゅん流して見た。
 すっかりオレンジ色がきつくなった、傾いた太陽の光のせいで、景色はパリッとした鮮やかな色をしていた。
 背の高い稲が、風に吹かれてさーっとなびいた。
 ほんの少し沈んだきもちがやさしく撫でられたような気がしたけれど、そこから浮上するまでには至らなかった。

 メールを打つのもやめて、ひざの上の本も広げず、ただ窓の外を見ていた。
 時折、窓に影ができて映る短い髪の自分の姿に失望して、もっともっと遠くへ逃げたくなった。

 そう、逃げたくなっただけ。
 ほんとうに逃げる勇気など、わたしにはない。
 逃げたりなんてできるはずもない。

 でも、臆病者にも臆病者なりの意地はある。
 逃げることができなかったなら、ここでやれることをるしかない。
 必ず、明日になったら、今日のわたしは越えてみせる。
 昨日の遅れだって、取り戻す。
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by fastfoward.koga | 2005-09-15 20:33 | 一日一言 | Comments(6)
Commented by cayo at 2005-09-15 23:13 x
こんばんは。お仕事大変そうですね。

今日の私を越えて、明日の私を越えて、
周りの人には気付かれないほどの些細な一歩でも、
進むことがあたしが生かされてる意味。
神様から課せられた課題。

勝手な意見ではありますが。無理をせず、頑張って下さいね。
Commented by ainekun at 2005-09-16 01:25
こんばんは。

昔、すご〜く煮詰まっていたときに、
仕事をがんがんやる友人がこんな話をしてくれました。
その人の尊敬する先輩が、仕事に飽きたな〜って言うのをきいて、
ああ、こんなに凄い人でも、飽きることがあるんだって。
飽きてもいいんだな〜ってその時思ったって。
そして、飽きるほど仕事に取り組んでいるかな?と思ったって。
という話し。

その時に、ああ、飽きても、疲れても、逃げ出したくなっても、
それはそれで自然なことなんだって、いけないことじゃないんだって、思って、すごく気が楽になったのを覚えています。
そして、飽きたといえるのも、また凄いことだと思います。
Commented by skasset at 2005-09-16 21:38
「慌てない、慌てない。ひとやすみ、ひとやすみ」 by一休さん
Commented by fastfoward.koga at 2005-09-16 22:39
cayoさん、ありがと~。
なんとか今日は神さまの課題をクリアできたかな、と思ってます。
Commented by fastfoward.koga at 2005-09-16 22:47
ainekunさんへ
仕事に飽きたとはなかなか言えないですよね~。
は、仕事は奥深いです・・・。

やさしいお言葉、ありがとうございます。
Commented by fastfoward.koga at 2005-09-16 22:53
skassetさん、こんばんは。
まさに、この一言を必要としていました。
ありがと。