言霊の幸わう国

10月の巻

1 山本文緒   プラナリア
2 島村洋子   こんなにもひとりぽっち ※
3 よしもとばなな
           王国 その1 アンドロメダ・ハイツ ※
4 山本宗樹   嫌われ松子の一生(上)
5 山本宗樹   嫌われ松子の一生(下)
6 吉本ばなな  白河夜船 ※
7 吉本ばなな  うたかた/サンクチュアリ ※
8 桐野夏生   冒険の国
9 村上春樹   海辺のカフカ 上 ※


 先月あたりから本棚の本を、あさっています。
 踏み台が必要だったり、なだれが起きないようにするために、今のところは目に付くものから読んでいます・・・。
 先月は、吉本ばなな(よしもとばなな)を数冊。
「うたかた/サンクチュアリ」と「白河夜船」を初めに読んだのは、12年前。
 それから今までに何度か読み直していますが、同じフレーズで今回も頷く自分がいました。

 それは、「うたかた」の中の一節。

 -さゆりの目を通して出会う嵐は、私のはじめて見る嵐で、瞬間私はまた彼に恋をする。失望も欲望も、あらゆる角度から彼をくりかえし発見して、くりかえし恋をする。 

 すきな人や彼氏をともだちに紹介するのは、いつも緊張します。
 でも、信頼しているともだちから彼の率直な印象を聞くと、今まで見ていなかった彼の、その恋の、別の一面が見えるような気になります。
「うたかた」を読み返すと、恋愛の初めが丁寧に描かれていて、ストーリーを思い出すと同時に自分の恋愛もそうだったなと振り返ることができます。

 本を読み出したこどものころは、同じ本を何度も読むことなんてあるのだろうかと思っていました。
 でもだんだん年齢を重ねるうちに、そういうことはやっぱりあるんだなと思い直しました。
 これからもできるだけたくさんの本を読みながら、できるだけたくさんの本を読み返していきたいと思います。
 ていねいに、丁寧に。
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by fastfoward.koga | 2005-11-06 20:15 | 本の虫 | Comments(2)
Commented by BoneWhite at 2005-11-07 18:56
トラックバックありがとうございます!
わたしも、よしもとばなな好きです。
なにか自分の中で分からない部分があるような読み返したい気分になります。
別な本のなかで昔、自分の想像ではオッサンだった30歳くらいのサラリーマンが
最近、読み返した時の想像の主人公は若者になってました!
恐るべき時間経過…読み返しの衝撃でした(笑)
Commented by fastfoward.koga at 2005-11-12 21:34
Boneさんもよしもとばなな、すきなんですね。
わたしはあの世界観は他の誰も出せないものだなと、ついつい惹きつけられて読んでしまいます。
しかし、「読み返しの衝撃」って怖いですね(笑)。
そういえば、わたしも今村上春樹を読んでますが、主人公が年下になってますわ・・・。