言霊の幸わう国

サンタクロースを信じてますか?

 今日、休憩室で、サンタクロースを何歳まで信じていたかという話になった。
 話をしていた人はみな高校生以上のこどもさんがいる人たちで、それぞれがこどもにサンタクロースがいないと伝えたときのことを話してくれた。
 みんながおもしろいエピソードをもっていて、ふと自分のときはどうだっただろうと思い返した。

 あれは確か、小学2年生のとき。
 クリスマスイブなのに、わたしはお腹をこわしてしまった。
 夕方ごろからお腹ににぶい痛みを感じて、仕事から帰ってきたばかりのチチに病院へ連れて行ってもらった。
 原因がなんだったか覚えていないけれど、病院から帰ってきてもお腹の痛みはなくならず、わたしは食事ができる状態ではなかった。
 でもさみしくて部屋で寝る気にもならなかったので、みんながご馳走を食べている横でじーっとふとんをかぶって丸くなっていた。
 すると、チチだったかハハだったか、かわいそうだから、と欲しいと言っていたぬいぐるみを奥の部屋から出してきたのだ。

 その少し前くらいから、サンタクロースはいないのかもとは思っていた。
 でも信じたかったのだろう。ほんとうはいないとは、どうしても思えなかった。

 よく考えれば、おかしなことはいっぱいある。
 どこから部屋に入ってくるのか? 
 欲しいものはどうして知っているのか?
 どうやってみんなのところにもプレゼントをもっていくのだろう?
 考えてもこどもの頭は追いつかなかったので、深く追究することはしなかったけれど。

 8歳のわたしは、早くプレゼントをもらえてうれしいような、サンタクロースがいないと言われて悲しかったような、そんな複雑なきもちを抱いていた。
 できればもう少しだけ信じたかったなと、今でもうらめしく思うことがある。

 みなさんは、いつまで信じてました? サンタクロースがいるということを。
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by fastfoward.koga | 2005-12-02 21:07 | 往復書簡